「ピンポンパンポーン♪」学校のチャイムや、夕方のニュース番組の始まり。そして、お茶の間のテレビから流れてくるCMソング。子供の頃、何気なく耳にしていたメロディが、いつの間にか頭から離れなくなって、気がつけば口ずさんでいた…そんな経験、誰しもがお持ちではないでしょうか。
今回のmusic1963は、そんな懐かしい記憶を呼び覚ます「昭和CMソングの名曲集」をお届けします!誰もが知っている商品と、そのCMを彩った名曲たち。時代を映す鏡のようなCMソングを、当時の社会情勢やアーティストのエピソードとともに振り返り、青春時代にタイムスリップしましょう。
昭和という時代とCMソング
昭和という時代は、高度経済成長期を経て、人々の生活が豊かになっていく時代でした。テレビが一家に一台普及し、CMは商品を知ってもらうための重要な手段となりました。各企業は、短い時間で商品の魅力を伝え、消費者の心をつかむために、さまざまな工夫を凝らしました。
その中でも、特に記憶に残るのがCMソングです。一度聴いたら忘れられないキャッチーなメロディ、商品のイメージにぴったりの歌詞、そして、お茶の間に親しまれるタレントの起用。これらの要素が組み合わさり、CMソングは単なる宣伝音楽を超えて、時代を象徴する音楽として、私たちの心に深く刻まれました。
特に1970年代、80年代は、CMソングの黄金時代と言えるでしょう。当時、オリコンチャートを賑わす人気歌手たちが、こぞってCMソングを手掛けました。CMソングがきっかけでブレイクするアーティストも少なくありませんでした。
CMソングは、時代を反映するだけでなく、流行語を生み出すこともありました。「セーラー服と機関銃」(薬師丸ひろ子)の「カ・イ・カ・ン」や、「24時間戦えますか?」(牛若丸三郎太)など、CMから生まれたフレーズは、私たちの日常会話にも浸透していきました。
さあ、それでは、思い出がいっぱい詰まった昭和CMソングの世界へ、ご一緒にタイムトリップしましょう!
昭和CMソング名曲選!商品別にご紹介
今回は、誰もが知っている商品と、そのCMを彩った名曲たちを厳選してご紹介します。懐かしいメロディとともに、当時の思い出が蘇ってくることでしょう。
1. 資生堂「シャワーコロン」
- 楽曲名: 「パープルタウン ~You Ought To Know By Now~」
- アーティスト名: 八神純子
- 発売年: 1980年
八神純子さんのパワフルな歌声が印象的なこの曲は、資生堂「シャワーコロン」のCMソングとして大ヒットしました。都会的で洗練されたイメージが、当時の若者たちの心を捉え、シャワーコロンとともに、この曲もまた、青春時代の思い出として深く刻まれています。CMでは、都会の風景をバックに、爽やかな笑顔を見せるモデルが印象的でしたね。
2. サントリー「角瓶」
- 楽曲名: 「夜が来る」
- アーティスト名: 坂本スミ子
- 発売年: 1970年
「人間みな兄弟」のキャッチコピーで知られるサントリー角瓶のCMソングです。坂本スミ子さんの深みのある歌声と、バーボンのグラスを傾ける男性の姿が、大人の雰囲気を醸し出していました。昭和の時代、バーは特別な場所であり、大人の憧れでもありました。
3. キンチョール
- 楽曲名: 「キンチョール」
- アーティスト名: 楠トシエ
- 発売年: 1960年代
「♪蚊がいなくなるスプレー」でおなじみのキンチョールのCMソングは、誰もが一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。楠トシエさんの可愛らしい歌声と、コミカルなアニメーションが、子供たちの間でも大人気でした。夏の風物詩とも言えるこの曲を聴くと、夏休みの思い出が蘇ってきます。
4. 不二家「ミルキー」
- 楽曲名: 「ミルキーはママの味」
- アーティスト名: ペギー葉山
- 発売年: 1951年
不二家のミルキーのCMソングは、ペギー葉山さんの優しい歌声が特徴的です。「ミルキーはママの味」というフレーズは、子供の頃に誰もが一度は口にしたことがあるのではないでしょうか。CMでは、可愛らしいペコちゃんのイラストが印象的でした。
5. 明治製菓「カール」
- 楽曲名: 「カールおじさん」
- アーティスト名: 不明
- 発売年: 1968年
「♪おらが村には〜」でおなじみの、明治製菓「カール」のCMソングです。カールおじさんのイラストとともに、長年親しまれてきました。地域限定販売になってしまったのは残念ですが、カールおじさんの歌を聴くと、子供の頃の懐かしい思い出が蘇ってきます。
6. 大塚製薬「オロナミンC」
- 楽曲名: 「オロナミンCの歌」
- アーティスト名: 複数の歌手
- 発売年: 1965年~
「元気ハツラツ!」のキャッチフレーズでおなじみの大塚製薬「オロナミンC」のCMソングは、時代によってさまざまな歌手が歌ってきました。中でも、大村崑さんが出演していたCMは、特に印象に残っている方も多いのではないでしょうか。当時のオリコンチャートでは上位にランクインするほどの人気でした。
7. 丸大食品「ハム・ソーセージ」
- 楽曲名: 「わんぱくでもいい、たくましく育ってほしい」
- アーティスト名: ヴォーチェ・アンジェリカ
- 発売年: 1974年
丸大食品のハム・ソーセージのCMソングは、子供たちの健やかな成長を願う歌詞が印象的です。運動会のお弁当や、家族での食卓の風景が目に浮かびますね。
8. 月桂冠
- 楽曲名: 「月桂冠」
- アーティスト名: 萬代 裕子
- 発売年: 不明
お正月のCMでおなじみの月桂冠のCMソングは、上品で落ち着いたメロディが特徴的です。お正月には、家族揃っておせち料理を囲み、月桂冠のお酒を飲むのが恒例だったという方も多いのではないでしょうか。
9. JR東海
- 楽曲名: 「クリスマス・イブ」
- アーティスト名: 山下達郎
- 発売年: 1983年
JR東海の「クリスマス・エクスプレス」のCMソングとして大ヒットした山下達郎さんの「クリスマス・イブ」。遠距離恋愛中の恋人たちが、クリスマスに再会する姿を描いたCMは、多くの人々の心を打ちました。この曲を聴くと、クリスマスのロマンチックな気分が蘇ってきます。当時、オリコン年間ランキング1位を獲得し、累計売上は200万枚を突破しました。
10. TOYOTA
- 楽曲名: 「カローラIIに乗って」
- アーティスト名: 小林亜星
- 発売年: 1980年代
TOYOTAカローラのCMソングとして使われたこの曲は、作曲家である小林亜星さん自身が歌唱を担当しました。親しみやすいメロディーと、車に乗ってどこかへ出かけたくなるような歌詞が印象的です。家族でドライブに出かける風景が目に浮かびます。
11. JAL
- 楽曲名: 「I WILL」
- アーティスト名: 今井美樹
- 発売年: 1993年
JALのCMソングとして使用された今井美樹さんの「I WILL」は、壮大なスケール感と、未来への希望に満ちた歌詞が印象的です。旅への憧れを掻き立てられるような、美しいメロディが心に響きます。
12. NTT
- 楽曲名: 「OH YEAH!」
- アーティスト名: プリンセス プリンセス
- 発売年: 1990年
NTTのCMソングとして使用されたプリンセス プリンセスの「OH YEAH!」は、明るくポップなメロディと、前向きな歌詞が印象的です。新しい時代への期待感を抱かせてくれるような、元気が出る曲です。
アーティストエピソード・豆知識
CMソングを手掛けたアーティストたちにも、さまざまなエピソードがあります。
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八神純子さん: 資生堂「シャワーコロン」のCMソング「パープルタウン ~You Ought To Know By Now~」は、八神純子さんの代表曲の一つですが、実は、当初はCMソングとして制作されたものではありませんでした。しかし、曲のイメージがシャワーコロンにぴったりだったことから、CMソングとして起用されることになったそうです。
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山下達郎さん: JR東海の「クリスマス・エクスプレス」のCMソング「クリスマス・イブ」は、山下達郎さんの代表曲の一つですが、実は、発売当初はそれほど売れませんでした。しかし、CMソングとして起用されたことで、一気にブレイクし、ミリオンセラーを記録しました。
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小林亜星さん: TOYOTAカローラのCMソング「カローラIIに乗って」は、作曲家である小林亜星さん自身が歌唱を担当しました。小林亜星さんは、数多くのCMソングを手掛けており、CM音楽界の巨匠として知られています。
よくある質問(FAQ)
Q1: 昭和のCMソングは、なぜこんなにも心に残るのでしょうか?
A1: 昭和のCMソングは、当時の社会情勢や流行を反映しており、私たちの青春時代の思い出と深く結びついているからです。また、短い時間で商品の魅力を伝え、消費者の心をつかむために、各企業がさまざまな工夫を凝らした結果、記憶に残る名曲が数多く生まれたことも理由の一つでしょう。
Q2: CMソングは、どのようにして作られていたのでしょうか?
A2: CMソングは、広告代理店やレコード会社などが企画し、作曲家や作詞家に依頼して制作されることが一般的でした。CMのイメージや商品のコンセプトに合わせて、メロディや歌詞が作られ、歌手が歌唱を担当していました。
Q3: 最近のCMソングと、昭和のCMソングの違いは何でしょうか?
A3: 最近のCMソングは、商品のイメージに合わせて、さまざまなジャンルの音楽が使用される傾向があります。また、海外のアーティストの楽曲が使用されることも増えています。一方、昭和のCMソングは、親しみやすいメロディと、商品の名前を連呼するような歌詞が特徴的でした。
まとめ
今回のmusic1963は、「昭和CMソングの名曲集」をお届けしました。誰もが知っている商品と、そのCMを彩った名曲たちを振り返り、懐かしい気持ちになった方も多いのではないでしょうか。
CMソングは、時代を映す鏡であり、私たちの青春時代の思い出と深く結びついています。今回ご紹介した楽曲以外にも、数多くの名曲が、私たちの心の中に深く刻まれています。
もし、今回の記事を読んで「あの曲、もう一度聴きたい!」と思った方は、ぜひAmazonで探す(PR)や楽天で探す(PR)で、CMソングのコンピレーションアルバムを探してみてください。懐かしいメロディが、あなたの心を温かくしてくれることでしょう。
これからもmusic1963は、皆さんの心に残る音楽をお届けしていきます。次回の記事もお楽しみに!